奇跡の人
双葉文庫 は−26−02
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2018年1月 |
ISBNコード |
978-4-575-52071-2
(4-575-52071-3) |
税込価格 | 794円 |
頁数・縦 | 430P 15cm |
書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
見えない、聞こえない、話せない、獣のように育った女の子と、目の見えない女教師。
ぴんときますよね?
ヘレン・ケラーとアン・サリヴァン。
原田マハの「奇跡の人」は、舞台を明治時代の青森に移して描かれています。
けら・れん、さりば・あん。名前ももじってあります。
基本的な家族構成などはそのままに、この作品オリジナルの人物も加えられて、
より物語の世界が深まっています。
知っている物語ではありますが、舞台が日本になっているので、
大きなお屋敷や、れんが閉じ込められている蔵の様子などなど、イメージが非常にしやすく、とても感情移入しやすいです。
情熱、悔しさ、喜び、悲しさなど、感情のふり幅が大きくて、
読みながら同じ空間にいるような気がしてしまいます。(2018年5月2日)
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商品内容
要旨 |
アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。彼女に眠っている才能を開花させるため、二人の長い闘いが始まった―。著者渾身の感動傑作! |
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おすすめコメント
盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女が弘前の旧家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた去場安は、その少女、介良れんに出会った。大きな苦難を背負った少女と、人間の可能性を信じて彼女の教育に献身する女教師、ふたりの長い闘いがはじまった――。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者、渾身の感動傑作!