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ぼくたちの倫理学教室

平凡社新書 801

出版社名 平凡社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-582-85801-3
4-582-85801-5
税込価格 880円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

現代ドイツを代表する哲学者が生徒たちの会話のかたちで、倫理の根本問題を説き明かす。なぜ、人を殺してはいけないのか?善いことと悪いこととを分かつのはどんな原則か?道徳は押し付けられるものではなく、世界がこうあってほしいと私たち自身が望むルールであることを、深くわからせてくれる一冊。

目次

1 いちばんひどい犯罪って何?
2 どんな種類の盗みも同じように人に害を与える?
3 他者を苦しめるのはぜったいだめ?
4 約束することと欺くこと
5 黄金律と敬意
6 連帯―人助けの義務
7 共感と反感
8 罰と責任能力
9 徳と自己決定
10 人生の意味

著者紹介

トゥーゲントハット,E. (トゥーゲントハット,E.)   Tugendhat,Ernst
現代ドイツを代表する哲学者。1930年、チェコスロバキア、ブリュンのユダヤ人家庭に生まれる。その後、家族はナチの手を逃れ、スイス、次いでベネズエラに移住。戦後、アメリカのスタンフォード大学で学んだのち、1949年、ハイデガーのもとで哲学を研究するためにドイツへ。以後、ハイデルベルク大学、ベルリン自由大学などドイツで、さらにチリのサンティアゴで、哲学教授を務めた。現在はドイツ、テュービンゲン在住。現在、チリの大学で哲学教授を務めている
鈴木 崇夫 (スズキ タカオ)  
1956年、宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、清泉女子大学教授。専攻は、ドイツを中心とした西洋近現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)