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これからの死に方 葬送はどこまで自由か

平凡社新書 808

出版社名 平凡社
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-582-85808-2
4-582-85808-2
税込価格 836円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

現代社会の急激な変化とともに、多様化する死のあり方。過度の延命措置はしないでほしい、墓や葬式は必要ない、散骨してほしい、火葬以外の方法で葬ってほしい…など、死に方、死後の送られ方を選ぶ自由を求める声が広がっている。だがその自由は、「自己決定」の名のもとで無制限に認められるものだろうか。生命倫理の専門家が問う死をめぐる自由の範囲と制約の条件。

目次

序章 死を前にした自由と不自由(人は、死を知る生きものである
人はなぜ弔いをするのか ほか)
第1章 死ぬのもたいへん―望みどおりに死ぬ自由はあるか(死に場所の多様化と末期医療の変化
自宅で死ににくいのは、死亡診断書がもらえないから? ほか)
第2章 葬るのもたいへん―葬送はどこまで自由か(散骨の自由を求めて
自然葬運動が出てきた背景 ほか)
第3章 遺体の「第二の人生」―標本や実験材料になる自由はあるか(二〇年以上前の0葬
献体が市民権を得るまでの経緯 ほか)
第4章 自分と送る者と国との関わり―葬送の自由をどう認めるか(散骨を規制する自治体が出てくる
規制の理由 ほか)

著者紹介

〓島 次郎 (ヌデシマ ジロウ)  
1960年横浜生まれ。東京大学文学部卒。同大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。専門は生命倫理、科学論、法政策学。三菱化学生命科学研究所主任研究員、自治医科大学客員研究員、生命倫理政策研究会共同代表などを経て、現在、東京財団研究員(非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)