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地獄の田舎暮らし

ポプラ新書 207

出版社名 ポプラ社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-591-16979-7
4-591-16979-0
税込価格 946円
頁数・縦 187P 18cm

商品内容

要旨

今流行の「田舎暮らし」の落とし穴に引っ掛かるな!テレワーク・リモートワークを導入する会社の増加などから、ブームとも言える移住が活況を呈しているが、移住に後悔する人も後を絶たない。安易な移住への憧れを持つ人に警鐘を鳴らし、正しい知識を与える一冊。

目次

第1章 安易に移住ブームに乗っかると地獄を見る(コロナ移住のコア層は30〜40代。首都圏出身者が多い
近年の移住は「内陸」ブーム ほか)
第2章 地域・物件選びで見る地獄(85歳のおばあさんでさえ「よその者」
太陽光パネルという思わぬ落とし穴 ほか)
第3章 生活費で見る地獄(地方移住の盲点―生活コストが意外とかかる
信じられない保険料 ほか)
第4章 人間関係に見る地獄(田舎と政治活動
「オレが、オレが」の移住者がもたらすもの ほか)
第5章 それでも田舎に住みたい人へ(景観が固定した土地と立地を買う
市長や町長、村長を担いでいる後援会長クラスに挨拶 ほか)

出版社・メーカーコメント

「空気がきれいで自然が多い場所に住んでみたい」「都会の人間関係に疲れたので、リセットして、人づきあいが少ないところでゆっくり暮らしたい」「テレワークになって毎日会社に行く必要がなくなったので、自然あふれる場所で過ごしてみたい」これまでも定年後のセカンドライフや、都心部での生活に疲れた移住などで、「田舎暮らし」の需要は増えつつあったが、最近はテレワーク・リモートワークを導入する会社の増加などから、首都圏周辺への移住が活況を呈している。くわえて、昨今の情勢から、さらなる田舎への移住の増加も想定される。しかし、田舎暮らしには多くの問題が潜んでおり、実際に移住者に関連したトラブルは絶えない。本書は安易な移住や安易な田舎への憧れを持つ人に警鐘を鳴らしつつ、正しい知識を与える一冊。

著者紹介

柴田 剛 (シバタ ツヨシ)  
親子三代にわたり、日本全国から世界各地を訪ね歩き、生活史の聞き取りを続けている。数ヶ月から数年単位で各地を漂泊し、郷土誌など活字に残らない伝承を拾い集めている。地域社会を理解したうえでこそ地域に溶け込むべきという主張に賛同した人々らの移住相談にも乗っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)