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時代劇をみるのがおもしろくなる本

扶桑社文庫 れ1−6

出版社名 扶桑社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-594-06078-7
4-594-06078-1
税込価格 649円
頁数・縦 217P 16cm

商品内容

要旨

この紋所が目に入らぬか!と格さん助さんの小気味いい啖呵に留飲が下がるのが『水戸黄門』である。弱きを助け強きをくじく物語は、日本人の琴線に触れて私たちを楽しませてくれている。そして、もうひとつのおもしろさが、物語に登場する人物や風景である。脇役の代官や鳥追い女たちに注目してほしい。時代劇では知っていることとして扱われるが、代官の本来の仕事とはなにか?と聞かれると意外に答えられないのではないだろうか。本書は、時代劇の登場人物の生活や時代背景など、実際はどういうものだったのかを検証するものである。調べてみると武士は、じつは「切腹」などしていなかった等、驚きの事実に満ちていたである。

目次

第1章 主役・ヒーロー 輝く栄光だけではなかった、知られざる事実―桜吹雪で有名な遠山の金さん、実際の彫りものは、なんと髪を振り乱した女の生首!
第2章 脇役 ワンシーンではわからない、江戸庶民の意外な事実―首斬り役人・山田浅右衛門は、副業でものすごく裕福な生活をしていた!
第3章 江戸の生活 知っているようで知らなかった!江戸の人々の日常―裸にまでして女性をチェックしていた関所。なんでそんなに女性に厳しい!?
第4章 武士 使えなかった特権と課せられた厳しいルール―武士の快挙といわれた仇討。しかし、実際は果たさなければ帰れない地獄旅!
第5章 定番シーン 焼きつけられたイメージと現実―「下にぃ下にぃ」と優雅に進む大名行列じつは人目がなくなると走っていた!