経済で読み解く世界史
扶桑社文庫 う6−1
出版社名 | 育鵬社 |
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出版年月 | 2019年2月 |
ISBNコード |
978-4-594-08163-8
(4-594-08163-0) |
税込価格 | 825円 |
頁数・縦 | 303P 16cm |
商品内容
要旨 |
アメリカと中国の覇権争いが世界経済に深刻な影響を与えかねない。社会変動の要因としてお金(経済)が重要なのは今も昔も変わらない。本書は経済というツールを使って歴史を捉える斬新で実用的な世界史入門。例えば、フランス革命やナポレオンの台頭は当時の経済社会がつくり出した「現象」である。財政赤字や金利低下、貿易戦争、庶民VS富裕層という階級闘争、覇権抗争やグローバリズムなど、今日の課題は世界史でも何度も起きている。それらの「現象」の背後にある一般法則や原理を徹底解明! |
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目次 |
1 概観 |
おすすめコメント
世界史を決定するのは資金力、金利動向、貨幣、階級闘争、そして、人間の欲望! 経済で読めば「歴史」がわかる、つながる、そして忘れない! ・本書で分析する項目古代 ◎なぜ、ギリシアのような辺境の貧村が世界帝国となったのか?◎ローマの台頭、繁栄、衰亡の三段階、その力学構造とは?◎漢王朝の経済論争、国家は市場に関与すべきか?中世 ◎銀行業で華々しく成功する事業家一族、利子禁止をどのように回避したのか?◎唐王朝、宋王朝はマーケットをどのようにコントロールしたのか?◎一体化する世界、元王朝や明王朝はグローバリズムにどのように向き合ったのか?◎アジア、アフリカ、ヨーロッパを支配したイスラム、その力の源泉とは?近世 ◎ヴェネツィアではなく、ジェノヴァが新しい時代をつくることになったのはなぜか?◎ポルトガルの香辛料貿易の利益、スペインの新大陸産の金銀はどこへ消えたのか?◎なぜ、小国オランダは世界の覇権を握ることができたのか?◎オスマン帝国が形成したグローバル・リンケージ・システムとは何か?◎なぜ、辺境の異民族が中国を260年間、支配し続けることができたのか?近代 ◎急激な経済上昇はなぜ発生し、また、なぜ、それは欧米や日本に拡がったのか?◎イギリスは莫大な利益をどこから稼いでいたのか?◎覇権国家イギリスは財政危機をどのように乗り切ったのか?◎財政危機の救済に悪用されるリフレ政策、その功罪とは?◎なぜ、中国やイスラムでは近代化が起こらなかったのか?現代 ◎新しい資本主義の局面を、イギリスではなく、ドイツがつくり上げていくのはなぜか?◎不況の時に有効なのは財政政策か金融政策か?◎戦争は回避不可能、戦争に突入しなければならない必然性とは何か?◎日本軍のファイナンスはどのように失敗したのか?◎なぜ、アメリカ国民は軍拡の負担を受け入れたのか?