なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか
扶桑社新書 339
出版社名 | 育鵬社 |
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出版年月 | 2020年7月 |
ISBNコード |
978-4-594-08538-4
(4-594-08538-5) |
税込価格 | 968円 |
頁数・縦 | 269P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 新型コロナウイルス感染症のパンデミックはなかなか収束に向かわないが、アジアには「封じ込め」に成功したといえる国・地域が出てきている。その筆頭にあげられるのが台湾である。ロックダウンもせずに累計477人という感染者数(2020年8月6日現在)にとどめた台湾の「決め手」は何だったのだろうか。本書では、世界最速といわれるスピードで「検疫」と「隔離」を徹底し、住民が一体となって新型コロナウイルスに打ち勝った台湾の対策の全容を紹介し、その成功の理由を、日本や中国などの対応と比較しながら掘り下げている。17年前にSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染拡大を許した台湾は、その時の反省から、驚異的なスピードで的確な対策を打ち出した。そこには、公衆衛生の専門家による知見と、中国との「統一」への圧力から台湾を守る、という強固な共同体意識が功を奏したようだ。著者は、ジャーナリスト、大東文化大学社会学部特任教授。元朝日新聞台北支局長で、中国、台湾、香港、東南アジアの問題を中心に、活発な執筆活動を行っている。 |
商品内容
要旨 |
“民主主義”でコロナを撃退した「台湾モデル」の全記録!世界最速で「検疫」と「隔離」を徹底できた本当の理由。 |
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目次 |
プロローグ 大晦日の24時間 |
おすすめコメント
わずか感染者442人、死者7人(日本:感染者約17,000人、死者約900人)※2020/5/31現在世界最速で「検疫」と「隔離」を徹底できた本当の理由(1)“攻め”の水際対策――「感染症探偵」の活躍/大みそかの攻防(2)ためらいなく対中遮断――政治・経済の脱中国化/マスクの自主確保(3)“神対応”連発の防疫共同体――公衆衛生の専門家を重用/防疫医師制度“民主主義”でコロナを撃退した「台湾モデル」の全記録!【目次】プロローグ 大晦日の24時間第一章 世界最速の「水際対策」第二章 マスク政治学第三章 台湾の新型コロナウイルス対策を総ざらいする第四章 「SARSの悪夢」から台湾が学んだもの第五章 蔡英文政権の強力布陣と「脱中国化」路線第六章 「疫病の島」から「防疫の島」へ第七章 中国もWHOも信じなかった台湾第八章 中国に支配されるWHO第九章 政治への熱意が作った「防疫共同体」第十章 台湾に学ぶ「アフターコロナ」