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世界は利権で動いている

扶桑社新書 528

出版社名 扶桑社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-594-09855-1
4-594-09855-X
税込価格 1,045円
頁数・縦 255P 18cm

商品内容

要旨

イデオロギーと利権は表裏一体。構造がわかると世界はよりよく理解できる。騙されてはいけない!美辞麗句の裏に利権あり。トランプ政権に精通する現役国会議員が現代社会の実態を暴く。

目次

第1章 戦争と「歴史利権」―こう反論せよ―(「社会主義対ナチズム」の裏にある利権構造
中国の「世界反ファシズム戦争」論 ほか)
第2章 「独裁者の戦争」と国際利権(ロシアの領土利権を抑え込んだトランプ外交
再エネ利権の偽善性がウクライナ侵略を誘発 ほか)
第3章 「日本」を破壊する利益団体(財務省・自民党の増税路線で日本経済が低迷
財務官僚の天下り確保が最優先 ほか)
第4章 「米国」を蝕むディープステート(トランプの公約は「ディープステート解体」
不法移民利権の「聖域」に斬り込む ほか)
第5章 日本に寄生する「中韓朝」の利権(敵を見誤らなかったトランプ・安倍コンビ
中国に奉仕する日本学術会議 ほか)

出版社・メーカーコメント

騙されてはいけない!戦争、偽装難民、反日、財務省美辞麗句の裏に利権あり!!世界は「利権」で動いている。それは一つの国の内部で激しいせめぎ合いを生み、国家間の闘争やテロ勢力との戦いなどにも絡む。ひと口に利権と言っても中身は様々で、天然資源や漁場をめぐる「領土利権」から、脱炭素を旗印に太陽光・風力発電の特別優遇、補助金拡大を求める「再生可能エネルギー(再エネ)利権」、常に増税、天下り先確保を狙う財務省に代表される「官僚利権」、信者獲得をめぐる「宗教利権」に至るまで枚挙にいとまがない。本書のタイトル『世界は利権で動いている』は、より正確には「世界はイデオロギー(観念形態)の衣をまとった利権で動いている」と表すべきものである。利権のみを露骨に優先して、主張を打ち出す集団は世論を動かせない。そこで彼らは、美辞麗句に彩られたイデオロギーを高く掲げる。いわく地球環境保全、いわく財政健全化、いわくLGBT(性的少数者)差別の排除…。マスコミを賑わすコメンテーターたちは、とかくイデオロギーで世界の「潮流」を説明し、「バスに乗り遅れるな」的な論を展開しがちである。政治家も例外ではない。しかし多くの場合、それらは危険な欺瞞であり、人々を間違った方向に誘導する。特定の勢力は利権を得ても、国全体としては衰退に向かうことになる。2024年10月の総選挙に日本保守党から出て当選、衆議院議員となり、イデオロギーと利権が絡み合う政治の「空気」を肌で感じる身となった。表のイデオロギーと裏の利権は、文字通り表裏一体で動く。「裏の世界」というべき利権構造を掘り下げることで、現代社会はよりよく理解できる。本書がその一助となれば幸いである。 島田洋一 (本書「はじめに」より)【本書の内容】はじめに 国際政治の「利権学」第1章 戦争と「歴史利権」-こう反論せよ第2章 「独裁者の戦争」と国際利権第3章 「日本」を破壊する利益団体第4章 「米国」を蝕むディープステート第5章 日本に寄生する「中韓朝」の利権おわりに 「常識への回帰」次代に向けて

著者紹介

島田 洋一 (シマダ ヨウイチ)  
1957年大阪府生まれ。京都大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了後、京大法学部助手、文部省教科書調査官を経て、2003年、福井県立大学教授。23年より名誉教授。24年10月の衆議院総選挙において日本保守党から出馬、近畿ブロック比例代表で当選。同党政調会長、拉致問題対策本部長を務める。Xフォロワー数は20万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)