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三國、燃え尽きるまで厨房に立つ

出版社名 扶桑社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-594-10089-6
4-594-10089-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 239P 19cm

商品内容

要旨

37年間ほぼ満席だった「オテル・ドゥ・ミクニ」をたたみ、71歳にしてたった8席の店をオープンする。僕の人生はまだこれから。激動の時代に第一線で活躍し続けた「ミクニ」がやってきたこと、今からやること。

目次

プロローグ 決意1982年 フランス料理修業からの帰国(僕はフランス料理を捨てるつもりで帰国した
料理人への一本道、前に進むことだけを考えた)
第1章 創生1985年 四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」開店(「ビストロ・サカナザ」のとんがった雇われシェフ
「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフになる ほか)
第2章 飛躍1994年〜 新生「ミクニ」で時代の風に乗る(バブルが弾けるも、あえて店を大きくした
オーナーシェフとしての店づくりを始める ほか)
第3章 挑戦1996年〜 ミクニグループ多店舗化始まる(始まりは増毛の海「コートダジュール ミクニズ」
「ミクニ マルノウチ」は丸の内再開発の起爆剤に ほか)
第4章 試練2003〜2011年 経営の危機をどう乗り越えたか(原因不明のまま営業停止処分を受け入れた
高級料理店に来る人なんて誰もいなくなった ほか)
第5章 勲章2007〜2015年 まさかの星なし!?ミシュランとの決別(「ミクニ」に星はつかなかった
大学より名誉博士号、政府より勲章を授与された)
第6章 進化2020年〜 最大の危機・コロナ禍で新たな決意をした(『ジャポニゼ』を出版した
コロナ禍が大きな転機となった ほか)

出版社・メーカーコメント

37年間ほぼ満席だった「オテル・ドゥ・ミクニ」をたたみ、70歳にしてたった8席の店をオープンする僕の人生はまだこれから。フレンチの巨匠が「ミクニ」でやってきたこと、やれなかったこと今を遡ること40年前、三國清三が30歳でオープンした「オテル・ドゥ・ミクニ」。一度は潰れる寸前までいくものの、一億総グルメブームの波に乗り、予約の取れない人気店に。バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍など、数々の困難を乗り越え、37年間ほぼ満席だった奇跡の名店。三國は料理人として、経営者として、「ミクニ」をどう育て、グループを大きくしてきたのか。激動の昭和、平成、令和を超えた、正面突破の生きざまに迫る渾身の自伝。「オテル・ドゥ・ミクニ」は2022年末に惜しまれながら閉店−−−。同じ場所に2025年9月、カウンター8席だけの店「三國」がオープンする。ここは71歳の三國が、ひとりで切り盛りする店。いよいよ人生第二章。「僕は、来世でやろうとしたことを今世でやることにした」。

著者紹介

三國 清三 (ミクニ キヨミ)  
1954年北海道増毛町生まれ。中学卒業後、札幌グランドホテルや帝国ホテルで修業し、駐スイス日本大使館料理長に20歳で就任。その後名だたる三つ星レストランで腕を磨き、8年後に帰国。85年、東京・四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開店。予約の取れないグランメゾンとなる。世界各地でミクニ・フェスティバルを開催するなど国際的にも活躍する一方で、子どもの食育活動やスローフード推進などにも尽力している。2020年にYouTubeチャンネルを開設。登録者数54万人の人気チャンネルとなり、Instagram18万人と合わせると72万人を超える(2025年8月現在)。22年、惜しまれながらも「ホテル・ドゥ・ミニク」を閉店、25年、カウンター8席の「三國」を開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)