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ウィーン発の哲学 文化・教育・思想

出版社名 未来社
出版年月 2000年10月
ISBNコード 978-4-624-01154-3
4-624-01154-6
税込価格 2,860円
頁数・縦 248,9P 20cm

商品内容

要旨

本書は1997年からのウィーンでの著者自身の研究滞在をきっかけとして、生活・文化から哲学という抽象的な学問にわたるまで、ずっと考えつづけてきたことをまとめたものである。

目次

1 ウィーンの生活と文化を哲学する(ウィーンとオーストリアの歴史と国民性―紹介
世紀転換期の思想と文化―なぜ、いま「ウィーン世紀末」なのか?
ウィーンにおける私の「宗教体験」)
2 オーストリアの教育と「哲学すること」(徹底してフィロゾフィーレンせよ!―オーストリアの哲学教育の方針について
日本の指導要領はどうなっているのか?―日本とオーストリアの教育方針の比較・検討)
3 「オーストリア哲学」の可能性(なぜ、いま「オーストリア哲学」なのか?―もうひとつの「ドイツ哲学」の発見
「オーストリア哲学」の独自性の探究―「ドイツ哲学」に抗して
ウィトゲンシュタインとウィーン世紀末)

出版社・メーカーコメント

美術、 音楽、 文学から哲学にいたる一大文化が花開いた世紀末の芸術都市でありながら、 個人の自由と社会的共同性の両立という、 西洋市民社会のルールが現実に浸透している街、 ウィーン。 著者は在外研究でのウィーン滞在を契機に、 個性を重視するオーストリアの高等教育のあり方を日本と比較して論じ、 一方でフロイト、 ウィトゲンシュタインや論理実証主義に見られる、 オーストリア哲学の独自性を探究する。