• 本

文明と法の衝突

Historia Juris比較法史研究−思想・制度・社会− 9

出版社名 比較法制研究所
出版年月 2001年3月
ISBNコード 978-4-624-01155-0
4-624-01155-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 287P 22cm

商品内容

要旨

本書は、一九九九年三月、東京大学法学部において、統一テーマ「文明と法の衝突」の下に開催された、比較法史学会第九回研究大会での研究報告をはじめとした論説、書評、学会動向などから成り立っている。

目次

動揺する支配者の壁画古墳―比較考古学による墓室装飾の新しい解釈
国際法史再構成の試み―文際的視点からの眺め
マックス・ヴェーバーのドイツ法学観
教皇の受任裁判官judex delegatus―ローマ=カノン法訴訟成立の一段階
感情と気分の視点からの政治哲学の可能性とマキアヴェリ
耳野健二『サヴィニーの法思考―ドイツ近代法学における体系の概念』
もう一つの明治憲法成立史は成り立ちうるか―瀧井一博「ドイツ国家学と明治国制」に寄せて
関ケ原合戦と近世の国制
講座派史学と丸山真男
香港の一国二制度下の法制と諸問題〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

文明と法理論、法史学のあいだに生ずるさまざまな軋轢や問題点を多方面から洗い出し、比較法史学の立場から理論的・思想的な整序を与えようとする論集。大沼保昭、海老原明夫氏らの論考を含む、1999年春に東京大学でおこなわれた比較法史学会第九回研究大会での報告等を収録。