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批判的合理主義 第2巻

応用的諸問題

批判的合理主義   第2巻

出版社名 未来社
出版年月 2002年8月
ISBNコード 978-4-624-01161-1
4-624-01161-9
税込価格 5,280円
頁数・縦 401P 21cm
シリーズ名 批判的合理主義

商品内容

要旨

ポパー哲学研究会が総力をあげて取り組んだポパー的思考の現代的可能性の総覧。第2巻では「応用的諸問題」として、ポパー理論の核心である批判的合理主義のさまざまな実践的可能性―量子論や生物学、医学における理論的展開、政治哲学や教育学におけるその思想的刻印―等々について縦横に論じられる。幅ひろい思想的領野をもつポパーを読む最良の手引き書完結篇。

目次

第1部 自然の認識にかかわる諸問題(「観測問題」とポパー量子論
傾向性と実在論的量子論
非決定論とカオス
生物体系学におけるポパー哲学の比較受容
ポパーと医学と環境ホルモン―社会医学におけるポパー論争の歴史と意義)
第2部 政治哲学および実践にかかわる諸問題(カール・ポパーの政治哲学?―ポパーから学べるもの、ポパーに欠けるもの
非正当化主義政治学序説:批判的合理主義―もうひとつの「ポストモダン」
批判的多元主義の実現に向けて―知識人のモデル
カール・ポパーのリベラリズム―現代リベラリズムとの比較において
実践哲学としてのポパー哲学―ポパー初期思想とウイーン教育改革を中心に
カール・ポパーにおける民主主義―制度・主体・伝統)

出版社・メーカーコメント

1999年に創立十周年を迎えた日本ポパー哲学研究会がポパー思想の発展をめざして、その研究成果を広く世に問おうとする総力をあげての論集。第1巻の「基本的諸問題」とともに全2巻で構成。第2巻には自然認識および政治哲学に関する12論文を掲載し、ポパー哲学の「批判的合理主義」の思想を吟味する。