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マウマウの娘 あるケニア人女性の回想

出版社名 未来社
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-624-10044-5
4-624-10044-1
税込価格 2,860円
頁数・縦 247,19P 20cm

商品内容

要旨

ゲコヨ(キクユ)の名門一族に生まれ育った少女ワンボイは16歳でマウマウの宣誓に加わり、植民地解放軍兵士に変身していく…独立後、夫の遺体埋葬をめぐる裁判敗訴の屈辱をばねに、アフリカの民主化と女性解放に挑みつづける波瀾と勇気の半生記。

目次

序 記憶は武器(コーラ・アン・プレスリー)
第1章 家族の起源
第2章 子供時代
第3章 マウマウ運動初期
第4章 ナイロビの政党政治
第5章 ラム島での拘留
第6章 釈放、そしてS・M・オティエノとの結婚

出版社・メーカーコメント

マウマウと呼ばれたケニア独立闘争の闘士であり、独立後はケニアの民主化・女性解放運動を続けてきた著者の勇気と波瀾に富んだ自伝。キクユの名門に生まれた少女は、16歳でマウマウの宣誓に加わり解放軍兵士に変身していった。組織活動の内実と共に、自らも受けた植民地国家による性暴力についても生々しく語る。夫の遺体をめぐる「埋葬論争」を機に書かれた本書は、アフリカ人女性の声、現代アフリカ諸国の政治闘争、独立後の植民地的状況を映し出す貴重な記録になっている。編集・序=コーラ・アン・プレスリー。

著者紹介

富永 智津子 (トミナガ チズコ)  
1942年三重県に生まれる。東京女子大学文理学部史学科卒業、津田塾大学大学院国際関係学研究科修士課程修了、東京大学大学院社会学研究科国際関係論博士課程単位取得退学。宮城学院女子大学教授。専攻は東アフリカ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)