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議論された過去 ナチズムに関する事実と論争

出版社名 未来社
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-624-11191-5
4-624-11191-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 343,7P 22cm

商品内容

要旨

戦後ドイツにおいて、哲学者・歴史学者からジャーナリストまでを巻き込んで幾度も繰り返されてきたナチズムをめぐる論争を、いまあらためて辿り直す。テーマごとに「論争」を整理し、歴史「事実」と照合・検討する。ドイツ国家・国民はどのように負の歴史に応答してきたのか。

目次

総統国家か、階級国家か、それとも人種国家か?―当初から今日にいたるまでの第三帝国の理解について
テロリズム独裁の樹立
外交政策と戦争遂行
社会政策と経済政策
ナチスの対青少年政策
女性とナチズム
ユダヤ人とその他の犠牲者の迫害
教会闘争と抵抗

出版社・メーカーコメント

戦後ドイツの歴史のなかで哲学者・歴史学者からジャーナリストまでを巻き込んで幾度ともなく繰り返されてきたナチズムをめぐる論争を、ベルリン自由大学で教鞭を執る歴史学者にしてナチズム研究家・ヴィッパーマンが、いまあらためて辿り直す。テーマごとに「論争」を総括し「事実」と丹念につきあわせる粘り強い作業をつうじて、ドイツ国家そして国民がどのように負の歴史を背負いつつ、葛藤し応答していったかが、浮かび上がる。「事実」と「論争」の厚みから、政治とは何か、歴史とは何かが見えてくる。

著者紹介

林 功三 (ハヤシ コウゾウ)  
1928年生。京都大学名誉教授。ドイツ文化・社会史
柴田 敬二 (シバタ ケイジ)  
1928年生。ドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)