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ナショナリズムとデモクラシー

現代世界−その思想と歴史 2

出版社名 未来社
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-624-30112-5
4-624-30112-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 261P 19cm

商品内容

要旨

民族・宗教・言語・文化―「ネイション」をめぐる相克の歴史のなかで、いかにしてデモクラシーはうまれ、いま、いかなる困難に面しているのか。紛争と貧困が連鎖する混迷の世紀を読みとく、政治思想の最前線。

目次

ナショナリズムとデモクラシーの「融合」と「乖離」―その歴史的・思想史的考察
デモクラシーにとっての「市民」・再考―「ナショナル」なものとの論理連関
繋ぐものと距てるもの―ナショナリズムとデモクラシーの環
ナショナルな価値と普遍的価値
多元的な国家の課題―カナダ政治の歴史と展望
タンデムクラシー試論―ロシア政治における制度化と「デモクラシー」
中国―ナショナリズムとデモクラシーのゆくえ
東中欧における民主化とナショナリズム―チェコスロヴァキアの事例から
「愛国愛教促団結」について―ムスリムと国家
イスラーム世界の眺望
「共生」政治の時代へ―アフリカのサブナショナリズム
「ポスト・ナショナル」デモクラシー

出版社・メーカーコメント

現代史におけるきわめて重要かつ喫緊のテーマを、各分野の第一人者が論じるシリーズ「現代世界」。民族、文化、宗教、国家をめぐる相克の歴史のなかで、いかにしてデモクラシーは成り立ち、そしていま、いかなる困難に直面しているのか。「未来」誌上にて好評を博した第2回リレー連載を再構成のうえ単行本化。

著者紹介

田中 浩 (タナカ ヒロシ)  
1926年佐賀県生まれ。東京文理科大学哲学科卒。現在、聖学院大学大学院教授、一橋大学名誉教授。政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)