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デモクラシーとナショナリズム アジアと欧米

成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書

出版社名 未來社
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-624-30115-6
4-624-30115-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 275P 21cm

商品内容

要旨

カント、ロベスピエール、ミル、ウェーバーらが描いた「ネイション」への夢と、近現代政治史における「デモス」の危機を相補的に検証し、激動の21世紀におけるトランス・ナショナルなモデクラシーの実現可能性を論じる。米・英・中の研究者を迎えたシンポジウムの成果。

目次

試練に立つデモクラシー―冷戦後の世界
デモクラシーとナショナリズム―アジア政治の未来における財か、あるいは制約か
致命的な多義性―冷戦対立・アメリカの民主化推進レトリック・発展途上地域における国家建設
カントの「ナショナリズム」―ドイツとコスモポリタニズムとのはざまで
フランス革命におけるデモクラシーの構想―シィエスとロベスピエールとの比較を通して
J.S.ミルにおける内政不干渉原則の再検討
マックス・ウェーバーにおける“合理化”と“二〇世紀”の政治―ナショナリズムとデモクラシーへの一つの視座として
冷戦初期の「民族」と「民主」
中国のナショナリズム―古代と近代
現代日本の“ナショナリズム”

著者紹介

加藤 節 (カトウ タカシ)  
1944年生まれ。成蹊学園専務理事。政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)