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浦上の原爆の語り 永井隆からローマ教皇へ

出版社名 未來社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-624-41101-5
4-624-41101-3
税込価格 2,750円
頁数・縦 234P 19cm

商品内容

要旨

長崎・浦上に投下された原爆は、はたして戦後どのように捉えられ、語られてきたのか。戦後70年のいま、実証的に明らかにすることで見えてきたものはなにか。失われたものの痕跡を辿る旅。

目次

第1章 歴史の語りを繙く(歴史叙述についての先行研究
歴史の物語論に対する批判
原爆被害についての先行研究
浦上の原爆の語り)
第2章 浦上と永井隆(「浦上」
永井隆の燔祭説
永井隆の燔祭説をめぐる論争)
第3章 焦点化する永井隆(占領期の長崎における原爆の語り
焦点化する永井隆)
第4章 永井隆からローマ教皇へ―純心女子学園をめぐる原爆の語り(純心の沿革と学校の被害
純心女子学園をめぐる原爆の語り
二つの語りが意味するもの)
第5章 浦上の原爆の語り(占領期
ローマ教皇庁と日本のカトリック教会の動向
浦上のひび
長崎における原爆被害をめぐる行政と市民活動の流れ
原水爆禁止運動とカトリック教界
カトリック地域共同体の変容
ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の来訪
カトリック教界への波紋)

著者紹介

四條 知恵 (シジョウ チエ)  
広島県広島市生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。財団法人広島平和文化センター広島平和記念資料館学芸員として勤務。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程修了。博士(比較社会文化)。現在、長崎大学核兵器廃絶研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)