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ドン・キホーテの写真 まなざしと記憶の戯れ

出版社名 未来社
出版年月 2002年6月
ISBNコード 978-4-624-71085-9
4-624-71085-1
税込価格 2,750円
頁数・縦 204P 20cm

商品内容

要旨

頭から取り出される映像、消えてゆく印象の名残り。風景との対話から生まれた写真論集。

目次

花火に浮かぶ父親と私のシルエット
風景に秘められた欲望
双方の視線が一つの束になるとき
チェルシー・アンティーク・マーケットのベイビイドールたち
コッツウォルド・ヒルズの村
目が触れる物
ハイドパークの日曜日
カートゥーシェリの厩
トリスタン・ツァラの墓石
クリニャンクールのカフェ〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

まなざしとは語りかける視線である。写真を見るまなざしは対象と私の中間にある。写真の記憶は、私の胎児のときの有機的生命の安らぎを与えてくれる。――ジョイスのダブリン、カフカのプラハ、カネッティのモロッコ、ドン・キホーテのラマンチャなど、記憶とまなざしとテクストの交叉を求めて、写真としてのテクストと、テクストとしての写真を絶妙に織りあわせた、英文学者による旅のエッセイ集。著者撮影による写真50点併録。

著者紹介

近藤 耕人 (コンドウ コウジン)  
1933年東京生まれ。東京大学英文科卒。東大写真文化会で樋口忠男の指導を受ける。長年多摩芸術学園、多摩美術大学で写真、映画、映像論を教える。現在明治大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)