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他者と共同体

ポイエーシス叢書  12

出版社名 未来社
出版年月 1999年8月
ISBNコード 978-4-624-93212-1
4-624-93212-9
税込価格 3,850円

商品内容

要旨

〈他者〉とは誰か。〈共同体〉とはなにか。ランボーにはじまり、バタイユを経てレヴィナスに至る西欧近代の思考の系譜を綿密にたどりながら、〈天皇制〉という〈至高性〉について緻密な思考の糸を張りめぐらし、現代の思想課題の根源へ肉迫する重厚かつ強力な論文集。

目次

他者との関係と“エロス”的な共同性
“エロス”的な対‐面の共同性について―ランボー「錯乱1狂える処女 地獄の夫」を読む
愛・聖性・コミュニカシヨン―レリス・ロール・バタイユ
言葉・肉体・共同体―三島由紀夫論
労働・祝祭・共同体―“至高者”について
“天皇制”の解明に新たな光を投げかけるために―“至高性”の観点に照らして

出版社・メーカーコメント

ランボー、バタイユ、三島由紀夫の思考を手がかりに、〈対-面〉のエロス的共同性と〈天皇制〉という至高性を分析し、充満した自己同一性の裂け目に生起する他者の様態を模索する。