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反復論序説

ポイエーシス叢書 35

出版社名 未来社
出版年月 1996年10月
ISBNコード 978-4-624-93235-0
4-624-93235-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 238P 20cm

商品内容

要旨

フランス現代思想およびランボー、バタイユの研究者としても国際的に知られる著者の、今日の思想シーンへの重大な問題提起をおこなう書。「反復」という年来のテーマをネルヴァル、プルースト、ソレルス、ランボーらの近現代の文学テクストのなかに見出し、フロイト、ラカン、ベルクソンらの理論を通して徹底的に分析し読解する。文学と哲学とのまれにみる粘り強さに支えられた対話的思考。

目次

『シルヴィ』を読む―「反復」に関する二つの解釈
「反復」をめぐる諸問題の考察に向けて―フロイト・ラカン・プルースト
死のシミュラークル―ドゥルーズと死
時間と反復―ベルクソン・プルースト
「謎の人」ヘラクレイトスのうちにニーチェが読んだもの
詩はなぜ暗誦されるか―詩と反復をめぐる覚書
ソレルス『ドラマ』の実験性について―プルーストとの関連と対比から
一回的な出来事としての「作品」―いま、ランボーをどう読むか

出版社・メーカーコメント

ネルヴァル、プルースト、ソレルス、ランボーの文学テクストにみられる〈反復〉の主題を、フロイト、ラカン、ドゥルーズ、ベルクソンらの理論を通して徹底的に展開・解剖する。