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超越と横断 言説のヘテロトピアへ

ポイエーシス叢書 49

出版社名 未来社
出版年月 2002年12月
ISBNコード 978-4-624-93249-7
4-624-93249-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 283P 20cm

商品内容

要旨

前著『ヘテロトピアの思考』でサイードやフーコーに示唆されながら「言葉の異他なる反場所」としての「ヘテロトピア」という方法概念を確立した著者のさらなる研磨を経た新たな思考実践の展開。昨今のポストコロニアル批評や歴史と記憶をめぐるトピックをめぐって、さまざまな歴史的社会的事象を貫く政治と思想の対立点と問題点をえぐりだし、歴史をどう表象していくかを歴史の哲学として鋭く提示する。三本の対談や書評までをふくんだ現代屈指の思想史家の最新批評集。

目次

プロローグ:歴史における反復と抵抗―一九九六年・鵜飼哲氏との対話
超越と横断、あるいは言説のヘテロトピアへ
ヘテロトピアからの視線
無惨なる継承
木のぼり男爵の世紀末
アウト・オヴ・プレイス
ニュースピークとの闘い
乗り継ぎする主体
複数性を生きる
ロスアンジェルスのギンズブルグ〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

前著『ヘテロトピアの思考』でサイードやフーコーに示唆されながら「言葉の異他なる反場所」としての<ヘテロトピア>という方法概念を確立した著者の新たなる思考実践の展開。昨今のポストコロニアル批評や歴史と記憶をめぐるトピックをめぐって、さまざまな歴史的社会的事象を貫く政治と思想の対立点と問題点をえぐりだし、歴史をどう表象していくかを歴史の哲学として鋭く提示する。3本の対談(多木浩二氏、鵜飼哲氏ほか)や書評までをふくんだ、現代屈指の思想史家の批評集。

著者紹介

上村 忠男 (ウエムラ タダオ)  
1941年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。学問論・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)