クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー
ヤマケイ新書 YS035
出版社名 | 山と溪谷社 |
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出版年月 | 2017年5月 |
ISBNコード |
978-4-635-51042-4
(4-635-51042-5) |
税込価格 | 968円 |
頁数・縦 | 223P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 近年、日本各地の山間部だけでなく民家近くでもツキノワグマやヒグマを目撃、遭遇、襲われるなどのニュースを耳にすることが多くなってきた。各自治体では、クマの出没情報や対処法を提供するとともに、地元民、観光客や登山者・山菜採りなどに注意を呼びかけている。では、そもそもなぜ以前よりもクマの出没や農作物への被害、人身事故が増えているのだろうか。本書の著者は、それは習性の変化などクマの側だけに原因があるのではなく、人間の生活や社会の変化にクマが懸命に適応した結果なのだと指摘する。本書では、クマをはじめとする野生動物が人間に危害をもたらす「シシ荒れ」と呼ばれる現象がなぜ起こったのか、近世からのクマと人間の関係の歴史などを踏まえ、多方面から分析。行政や私たち個人が何をすればいいのかも具体的に提言している。著者は東北芸術工科大学教授で、自然と人間の関わりを歴史社会的視点から捉えた狩猟文化研究に実績がある。 |
商品内容
要旨 |
深刻化する野生動物と人間の遭遇。保護か、捕獲か、駆除か。解決の糸口はあるのか?第一人者による、まったなしの緊急出版! |
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目次 |
第1章 平成のシシ荒れ(動き出した動物たち |