• 本

藤原仲麻呂と道鏡 ゆらぐ奈良朝の政治体制

歴史文化ライブラリー 504

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-642-05904-6
4-642-05904-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 220P 19cm

商品内容

要旨

奈良時代、政治の実権を持った藤原仲麻呂と道鏡。彼らはいかに絶大な権力を握ったのか。乱を起こし一族滅亡した仲麻呂、皇位に手が届いたかにみえたが失脚した道鏡。二人の人物像と政治背景を軸に政変の実像を探る。

目次

天皇と貴族―プロローグ
藤原仲麻呂の台頭(藤原仲麻呂の登場
安積親王とその周辺
孝謙天皇の即位
孝謙天皇の皇太子
橘奈良麻呂の変)
藤原恵美押勝の時代(淳仁天皇の即位
藤原恵美押勝の権力
光明大皇太后の死
藤原恵美押勝の乱)
道鏡と政治世界(道鏡の前半生
正倉院文書のなかの道鏡
道鏡の仏教
大臣、そして法王へ
称徳天皇即位後の政変)
道鏡事件(『続日本紀』『日本後紀』の認識
研究史の概観
事件の真相は)
藤原仲麻呂・道鏡とは―エピローグ

おすすめコメント

奈良時代、天皇のそばに仕え、臣下ながら政治の実権を持った藤原仲麻呂と道鏡。太政大臣という官僚機構の最高位の地位に登りつめた彼らはいかなる基盤を持ち、絶大な権力を握ったのか。乱を起こし一族滅亡した仲麻呂、皇位に手が届いたかにみえたが失脚し追放された道鏡。二人の人物像と政治背景を軸に、奈良時代の政変と天皇家の実像を描き出す。

著者紹介

鷺森 浩幸 (サギモリ ヒロユキ)  
1960年、京都府に生まれる。1983年、大阪市立大学文学部卒業。1991年、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程(国史学専攻)退学。現在、帝塚山大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)