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世界史のなかの沖縄返還

歴史文化ライブラリー 592

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-642-05992-3
4-642-05992-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 239P 19cm

商品内容

要旨

沖縄の日本「復帰/返還」の過程はいかなるものだったか。基地と安全保障をめぐる東アジア諸国の動向、「琉球処分」への認識の差、復帰運動への戦争体験の影響など、日米関係を超えた多角的な視点で実像を追究する。

目次

「返還」五〇年後の沖縄―プロローグ
沖縄の世替わり(琉球王国の変容
大日本帝国の拡張)
「琉球」の帰属をめぐって(日中戦争の始まりと「琉球奪回」論
冷戦構造の形成と沖縄の基地化
APACLと琉球独立運動)
国際環境の変化と「沖縄返還」(国府の対琉球政策の変容
沖縄返還交渉と韓国・台湾
ニクソン・ドクトリンと沖縄返還の帰結)
戦争の記憶と「復帰」運動(敗戦と占領
朝鮮戦争の勃発と基地の拡大・強化
「復帰」運動の変容
「沖縄返還」路線への抵抗)
「独立」か「復帰」か(外からの「独立」運動
「復帰」をめぐって)
沖縄返還五〇年を超えて―エピローグ

出版社・メーカーコメント

沖縄の日本「復帰/返還」から半世紀。そこに至る過程は、いかなるものだったのか。冷戦構造下の米軍基地と安全保障をめぐる東アジア諸国の動向、戦争体験が沖縄祖国復帰運動に与えた影響、「琉球処分」による琉球王国の日本編入をめぐる各国の認識の違いなど、多角的な視点で実像を追究。日米関係だけでは捉えきれない、新たな視座を提供する。

著者紹介

成田 千尋 (ナリタ チヒロ)  
1987年、兵庫県に生まれる。現在、立命館大学衣笠総合研究機構助教、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)