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猫絵の殿様 領主のフォークロア

読みなおす日本史

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-642-07808-5
4-642-07808-8
税込価格 2,640円
頁数・縦 258P 19cm

商品内容

要旨

江戸時代、「呪術師」の殿様がいた。当主が描く猫絵が鼠除けとして信仰された新田岩松氏。殿様は、権威を求める人々を糾合し倒幕に立ち上がる。近世社会を再考した名著に、岩松氏の絵画の祖と『松陰私語』の探索をめぐる補論を収録。

目次

一 年中行事からみた領主と農民(岩松氏の支配と下田嶋村
年中行事の諸儀礼
領主の勧農機能)
二 村の事件簿(領主・家臣・百姓
さまざまな事件)
三 殿様と「呪術」(領主の祭祀機能
在地の信仰習俗とのつながり)
四 貴種の血筋と権威(由緒・出入りの人々
武家屋敷への駆込み
新田官軍の決起と挫折)
補論 岩松孝純再考―新田岩松氏の「創られた伝統」

出版社・メーカーコメント

江戸時代、「呪術師」の殿様がいた。当主が描く猫絵が鼠除(よ)けとして信仰された新田岩松氏。殿様は、権威を求める人々を糾合し倒幕に立ち上がる。近世社会を再考した名著に、岩松氏の絵画の祖と『松陰私語』の探索をめぐる補論を収録。

著者紹介

落合 延孝 (オチアイ ノブタカ)  
1948年東京都に生まれる。現在、群馬大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)