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CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

出版社名 エクスナレッジ
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-7678-3164-0
4-7678-3164-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 207P 19cm

商品内容

要旨

老いの先人たち、ヴィオラ母さん、猫、昆虫…私の生き方の原点がここにあった―コロナ禍、母の死を経て見えてきた老いと死にまつわるエッセイ。

目次

第1章 生きて死ぬ摂理(延命と若返りに拘りを持つ生物、人間
死ぬこと=不吉な出来事、ではない ほか)
第2章 老いの価値(酸いも甘いも噛み分けて
老人を排除しない社会 ほか)
第3章 善く生きる(ソクラテスの「善く生きる」
表層的ではない優しさ ほか)
第4章 私の老い支度(ありのままの自分を許す
息子への伝言 ほか)
第5章 母を見送って(母リョウコの逝去
魂と肉体 ほか)

出版社・メーカーコメント

生」の善悪、「老い」の価値と愉しみ、母の「死」…ヤマザキマリさんが「今を生き、楽しむ」ことを真正面から見つめ、考え抜いたこと。 多種多様な「老いと死」に触れた先に気が付いた、明るく楽しい「人」としての生き方、そして人生の楽しみ方。●「長生き」と「若さ」に価値を置くのは人間だけ●生き物同士は通じ合えなくても「共存」はできる●本当の自由とは「孤独との共生」である●「自分の頭の中の考え」を言葉に換え発信できる人間になろう●表層的ではない本当の「優しさ」とは何か?●笑いやユーモアは人が生み出した最大の「生きのびる工夫」●顔はまるで「宇宙」。年を重ねるほどその人「らしさ」が映し出される●母がコロナで亡くなった時、その「死」をしばらく「認識」できなかった●人間としての「善い生き方」とは何か?●出来なくなることが増えても「ありのままの自分を」許す

著者紹介

ヤマザキ マリ (ヤマザキ マリ)  
漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)