• 本

なぜ、自粛警察は日本だけなのか 同調圧力と「世間」

出版社名 現代書館
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-7684-5935-5
4-7684-5935-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

日本はますます生きづらい国になっている!いったいなぜなのか?本書は、これを生み出す強い同調圧力の根底にある「世間」を解析し、近年「世間」が肥大化し、社会が消滅していることを暴き出す!

目次

1 同調圧力をかけてくる「世間のルール」―日本の「息苦しさ」の根底にあるもの(同調圧力の根源にある「世間」
「お返し」ルールは相手に重い心理的負担を負わせる ほか)
2 日本は同調圧力の陳列室になった―新型コロナ禍があぶり出したもの(「法のルール」に頼る欧米、「世間のルール」に頼る日本
日本特有の「コロナ感染者差別」のワケ ほか)
3 「小室さんバッシング」の意味するもの―天皇制をめぐる同調圧力(エスカレートする「小室圭さんバッシング」
何はともあれ、まず謝罪を求める「世間」 ほか)
4 若者のあいだに蔓延する「宿命主義」の気分―「世間」の肥大化と社会の消滅(「親ガチャ」の根底にある「宿命」というコトバ
“後期近代”の高原期に生きるということ ほか)
5 自暴自棄による「ヤケクソ型犯罪」をめぐって―「死刑になりたい」という奇妙な動機(“後期近代”への突入と「ヤケクソ型犯罪」
「附属池田小事件」における「宿命主義」の登場 ほか)

著者紹介

佐藤 直樹 (サトウ ナオキ)  
1951年仙台市生まれ。評論家。専門は世間学、現代評論、刑事法学。九州大学大学院博士後期課程単位取得退学。英国エディンバラ大学客員研究員、福岡県立大学助教授、九州工業大学教授などをへて、九州工業大学名誉教授。現在は、日本世間学会幹事、日本文藝家協会会員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などで、ニッポンの「世間」についての発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)