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三春藩 安東氏の末裔・秋田氏が、山里で進めた人づくり。戊辰戦争で、戦わない道を探った三春藩。

シリーズ藩物語

出版社名 現代書館
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7684-7162-3
4-7684-7162-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 206P 21cm

商品内容

要旨

安東氏の末裔・秋田氏が、山里で進めた人づくり。戊辰戦争で、戦わない道を探った三春藩。時世移ろえど、梅・桃・桜が咲き競う陸奥の山里三春。田村氏・蒲生氏・松下氏を経て秋田氏へ。徳川家との所縁から譜代並みの地位を得た。高冷な阿武隈高地で、度重なる冷害に耐え忍び、人づくりを進め、和平の道を目指した誇りが生きる。

目次

プロローグ 三春藩物語
第1章 三春藩前史―戦国時代に田村氏が居城を築き、近世初期は蒲生氏や松下氏の支配となる。(中世の三春と田村
三春田村氏と伊達政宗 ほか)
第2章 秋田家三春藩の成立―秋田氏の十一代二百二十六年にわたる治世が、東北の山里に新たな文化を築いた。(北の斗星・安東秋田氏の系譜
秋田家三春藩の様相 ほか)
第3章 御家騒動と藩政の転換―家中騒動を乗り越えて、新たな秋田家と三春へと変容した。(三春秋田家猫騒動
正徳事件 ほか)
第4章 戊辰戦争と三春藩―三春藩は諸藩の動向を窺い、動揺しながらも無血開城を果たした。(戦争のはじまり
奥羽越列藩同盟 ほか)
エピローグ 「三春狐」の歴史観

著者紹介

平田 禎文 (ヒラタ サダフミ)  
1967年福島県田村郡三春町生まれ。1993年明治大学大学院(史学)博士前期課程を修了し、三春町に勤務。現在、三春町歴史民俗資料館館長。三春城や城下町の発掘調査報告書や、同歴史民俗資料館の図録等を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)