• 本

やぶひげ祥庵 房中指南 長編官能時代小説

コスミック・時代文庫 ひ1−3

出版社名 コスミック出版
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-7747-2196-5
4-7747-2196-4
税込価格 681円
頁数・縦 317P 15cm

商品内容

要旨

深川不動尊裏手の松風長屋に住まう町娘の佳代が行方知れずになった。佳代は、父親をなくして母と妹三人暮らしの十二歳、薬研堀の医師・五十嵐祥庵の患者だった。祥庵はその評判と風貌から“薮髭先生”と綽名されるが、元は某藩の剣術指南役だった凄腕。体の弱い佳代の身を案じた薮髭は、その行方探しに乗り出すが、八丁堀同心・鎌谷幻重郎らの助けによって浮かび上がったのは、旗本の三男・馬場千士郎が佳代を拐かしたのではないかという疑惑だった。どうやら千士郎には女に対する異常な性癖があるらしい。町方も手が出せない旗本を相手に、薮髭はある策を弄して千士郎を誘き出した…。男と女の心の傷を、情けで癒し、剣で繕う長編官能時代小説。

著者紹介

広山 義慶 (ヒロヤマ ヨシノリ)  
1937年大阪市生まれ。早稲田大学仏文科卒業。フランス語の翻訳、児童文学やTVドラマの脚本執筆など数々の職業を経て、1983年長編社会派推理『夏回帰線』の発表を機に作家業に専念。2006年、秋山慶彦の筆名で長編時代小説『老中の首』を発表。以降、時代小説の分野にも精力的に取り組んでいる。『やぶひげ祥庵―房中指南』は広山義慶名義としては初の時代作品である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)