商品内容
要旨 |
少年愛から呼称を変えながら連綿と受け継がれてきた「男性キャラクター同士の恋愛やセックスを軸にする物語」は、どのようにBLへと至ったのか。一九七〇年から二〇〇〇年までに商業ベースで出版されたマンガ二千八百七十三作品の表現を数量的に分析し、時期ごとの特徴を浮き彫りにする。 |
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目次 |
はじめに “男×男”マンガの誕生と変化を考えるために |
要旨 |
少年愛から呼称を変えながら連綿と受け継がれてきた「男性キャラクター同士の恋愛やセックスを軸にする物語」は、どのようにBLへと至ったのか。一九七〇年から二〇〇〇年までに商業ベースで出版されたマンガ二千八百七十三作品の表現を数量的に分析し、時期ごとの特徴を浮き彫りにする。 |
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目次 |
はじめに “男×男”マンガの誕生と変化を考えるために |
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4-7872-3552-4
BLマンガの表現史 少年愛からボーイズラブジャンルへ
西原麻里/著
青弓社
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BK
出版社・メーカーコメント
少年愛の時代から呼称を変えながら50年以上受け継がれてきた「男性キャラクター同士の恋愛やセックスを軸にする物語」は、巨大なメディア産業の一翼を担うBLへとどのように至ったのか。ポピュラー文化の一つのジャンルとして確立する過程で、表現の型やお約束はどう変遷してきたのか。そもそも、BLをBLたらしめるものとは何なのか。1970年から2000年に商業ベースで刊行された2,873作品を幅広く数量的に分析して、時期ごとの特徴を浮き彫りにする。とりわけ、ストーリーやキャラクター、カップル、セックスシーンの特徴を比較して、ジャンル総体の傾向を分析する。そのうえで、その背後にある女性を抑圧する社会規範との関連を捉える。「悲劇から恋の成就というハッピーエンドへ」「女性的な美しさから男性のかわいさへ」などのジャンルの変化を実証的に明らかにして、女性たちが時代ごとの厳しい現実を生き延びるために紡ぎ出してきた表現のダイナミックな歴史をたどる。