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社会的孤立の支援と制度 ひきこもりの20年から多元的包摂へ

出版社名 青弓社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-7872-3555-8
4-7872-3555-9
税込価格 4,400円
頁数・縦 353P 21cm

商品内容

要旨

「ひきこもり」という枠を超える現代の社会的孤立。20年以上にわたる国や行政による支援の変遷、相談窓口や民生委員が直面する実態、海外の研究動向を検証し、生涯にわたる社会的孤立の解消を目指す施策を提言する。

目次

序章 生涯にわたる孤立の状況と「ひきこもり」概念の限界
第1部 社会的孤立とひきこもりの概念(社会的孤立の概念―生涯にわたる孤立はどのように捉えられるか
第2章 ひきこもり概念の意義と限界
補論1 社会的に孤立する人の支援エピソードの検討
補論2 既存の「ひきこもり」研究の限界―社会学的研究の自己反省の試み
海外の孤立研究は何を明らかにしてきたのか―子ども・若者の対人不安と成人期への移行を中心に
補論3 参加の欠如が対人交流に及ぼす影響について)
第2部 統計調査にみる孤立とひきこもり(内閣府ひきこもり調査の検討
社会的孤立に関する調査による外出限定層の検討
民生委員を対象とするひきこもり・社会的孤立調査
生活困窮者窓口のひきこもり支援と「命の危険」
地域包括支援センターでの8050事例への対応)
第3部 多元的包摂への展望(支援における分断と全方位型のアセスメントの展開
ひきこもりと孤立に関する支援論の変遷
生きづらさを抱える人の支援活動における「当事者」像の課題)
終章 孤立の多元的な理解と支援