商品内容
要旨 |
三遊亭円朝や三遊亭円遊、快楽亭ブラック、談洲楼燕枝などの噺家による落語から、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を読み解く。小説が落語に翻案されるプロセス、物語がメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。 |
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目次 |
序章 落語の近代―アダプテーションの視点から考える |
要旨 |
三遊亭円朝や三遊亭円遊、快楽亭ブラック、談洲楼燕枝などの噺家による落語から、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を読み解く。小説が落語に翻案されるプロセス、物語がメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。 |
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目次 |
序章 落語の近代―アダプテーションの視点から考える |
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4-7872-9272-2
落語と小説の近代 文学で「人情」を描く
大橋崇行/著
青弓社
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BK
出版社・メーカーコメント
江戸期から明治期にかけて、大衆芸能である落語は小説にどのような影響を与えたのか。落語は西洋近代とどのように出会い、どのように向き合ったのか。三遊亭円朝の「怪談 牡丹灯籠」「怪談乳房榎」「真景累ヶ淵」「錦の舞衣」のほか、三遊亭円遊、快楽亭ブラック、談洲楼燕枝など、同時代に活躍した噺家による落語も議論の俎上に載せて、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を丁寧に読み解いていく。これらの議論を通じて、言文一致をめぐる問題、坪内逍遥の「人情」論を再考するとともに、小説が落語に翻案されるプロセス、物語が小説・落語・講談などのメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。