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社会学者のための論文投稿と査読のアクションリサーチ

出版社名 新曜社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-7885-1846-9
4-7885-1846-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 178P 21cm

商品内容

要旨

ようこそ、論文投稿と査読の不可思議な世界へ―。投稿・査読システムとは、論文の掲載可否が問われているだけの単純な装置ではない。現場で起きていることの実際に分け入り、「投稿と査読の様々な局面」に応用可能な知見を社会学者たちへ還元する。社会学誌の編集委員会を渡り歩いた編著者による、実地的裏付けのなされた“講義編”。投稿者と査読者による改稿‐査読のプロセスを特別に公開する“実践編”。学術誌の編集委員を経験してきた5名の社会学者と、査読誌へ論文を掲載した3名の研究者によるホンネトークを収録した“座談会編”。

目次

講義編(“講義編”の概要―三つの方針と加点法と減点法の齟齬問題
「海図なき海での航海」としての査読誌への投稿―「予期」と「戦術」をキーワードとして
学会をブランディングするための装置としての論文査読システム―編集委員会視点を基盤とした議論 ほか)
実践編(「査読者との会話」としての投稿‐査読プロセス
査読を通して変化した当事者研究のパースペクティヴ)
座談会編(「論文投稿と査読のホントのところ」座談会)

著者紹介

樫田 美雄 (カシダ ヨシオ)  
摂南大学現代社会学部教授。筑波大学大学院博士課程社会科学研究科社会学専攻中退。博士(社会科学、奈良女子大学)。日本保健医療社会学会長(2017〜2019年)。専門分野は、エスノメソドロジー、福祉と医療の社会学、高等教育論
栗田 宣義 (クリタ ノブヨシ)  
甲南大学文学部教授。教養学士(国際基督教大学)、文学修士(上智大学)、博士(社会学、上智大学)。専門分野は、社会理論、計量社会学、文化社会学、社会運動と政治的暴力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)