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自然死〈老衰〉で逝くということ グループホーム「わたしの家」で父を看取る

出版社名 新曜社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-7885-1852-0
4-7885-1852-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 215P 19cm

商品内容

要旨

医療的な論理ではなく介護的な実践による、尊厳ある生のなかでの逝き方とは?超高齢者の終末期に過剰な医療的措置を施されたり、尊厳死という名の死の自己決定を強いられたりすることなく、いかに穏やかな自然死(老衰死)を迎えることができるのか。実父の最期の6日間の介護記録とその後のグループホームでのインタビューから、終末期のとくに疾患のない高齢者に対する「日常的なケア以外のことは何もせずに看取る」作法を考える。

目次

第1章 “尊厳ある生”のなかでの看取りとは?
第2章 “医療行為をしない人の死”はどのように訪れるのか?
第3章 介護スタッフの実践から見えてくる“本人の意思”
第4章 「最期の入浴ケア」が残したもの
第5章 “介護と医療のより良き連携”のゼロ地点から
第6章 訪問看護師―その役割の多様性と柔軟性をめぐって
第7章 “そのとき”は、いつ訪れるかわからない?!
第8章 “交響する看取り”のなかで
第9章 「生かす介護」から「もう少し楽な介護へ!」

著者紹介

三浦 耕吉郎 (ミウラ コウキチロウ)  
関西学院大学教授。専門は、生活史、差別問題、環境社会学、質的調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)