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なぜ炭治郎は鬼の死を悼むのか 昔話で読み解く『鬼滅の刃』の謎

出版社名 草思社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-7942-2648-8
4-7942-2648-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 230P 19cm

商品内容

要旨

なぜ『鬼滅の刃』は、これほどまで多くの人の心をつかむのか。その答えは「昔話」にあった!「桃太郎」「竹取物語」からグリム童話まで、古今東西のさまざまな伝承から『鬼滅の刃』へと受け継がれる物語の要素を読み解き、その魅力の本質に迫る!

目次

第1章 なぜ炭治郎と〓豆子だけが生き残ったのか“妹の力”
第2章 なぜ〓豆子は竹をくわえ箱に、玉壺は壺に、入るのか“うつぼ”
第3章 なぜ善逸は雷に打たれたのか“雷の説話”
第4章 なぜ伊之助は強いのか“始祖伝承とイノシシの説話”
第5章 なぜ伝令役は鎹鴉なのか“カラスの説話”
第6章 なぜ胡蝶しのぶと栗花落カナヲは蝶をまとうのか“蝶の説話”
第7章 なぜ宇髄天元の忍獣はネズミなのか“ネズミの説話”
第8章 なぜ〓豆子は鬼になったのか“妹は鬼、鬼の特性”
第9章 なぜ炭治郎は鬼の死を悼むのか“鬼の伝説と判官贔屓”

出版社・メーカーコメント

なぜ『鬼滅の刃』は、これほどまでに人々の心を揺さぶるのか。その答えは“昔話”にあった!鬼滅の刃を深く読み解くと、そこには様々な伝承に語られる「物語の遺伝子」を見て取ることができる。『古事記』「さんせう大夫」「桃太郎」「瓜子姫」『うつぼ物語』「日本霊異記」「七つの子」『蝶の道行』『竹取物語』「おむすびころりん」「三枚のお札」「酒?童子」『平家物語』……などの、古今東西のさまざまな昔話に触れながら、『鬼滅の刃』の面白さの本質に全9章で迫る!◆『鬼滅の刃』の謎に迫る9つの「なぜ」・なぜ炭治郎と禰豆子だけが生き残ったのか <妹の力>・なぜ禰豆子は竹をくわえ箱に、玉壺は壺に、入るのか <うつぼ> ・なぜ善逸は雷に打たれたのか <雷の説話>・なぜ伊之助は強いのか <始祖伝承とイノシシの説話>・なぜ伝令役は鎹鴉なのか? <カラスの説話>・なぜ胡蝶しのぶと栗花落カナヲは蝶をまとうのか <蝶の説話>・なぜ宇髄天元の忍獣はネズミなのか <ネズミの説話>・なぜ禰豆子は鬼になったのか <妹は鬼、鬼の特性>・なぜ炭治郎は鬼の死を悼むのか <鬼の伝説と判官贔屓>

著者紹介

久保 華誉 (クボ カヨ)  
1975年、静岡県富士市生まれ。聖心女子大学卒業。國學院大學大学院修了、博士(文学)。野村純一教授に師事。国立国会図書館国際子ども図書館非常勤調査員(学芸員)、立教女学院短期大学非常勤講師などを勤めた。現在東京女子大学非常勤講師。日本昔話学会委員日本口承文芸学会、日本昔話学会委員、日本民話の会、日本野鳥の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)