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戦争と交渉の経済学 人はなぜ戦うのか

出版社名 草思社
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-7942-2662-4
4-7942-2662-4
税込価格 3,740円
頁数・縦 546P 20cm

商品内容

要旨

平和とは、敵同士が損得勘定で戦争を避けることにほかならない。戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。

目次

第1部 戦争を引き起こすもの(人々はなぜ戦いを避けるのか
抑制されていない利益
無形のインセンティブ
不確実性
コミットメント問題
誤認識)
第2部 平和をもたらす術(相互依存
抑制と均衡
規則の制定と執行
介入
戦争についてのよくある議論の真偽)
結論 漸進的平和工学者

出版社・メーカーコメント

経済学者、政治学者であり紛争地帯へのフィールドワークなども行う著者が、ある集団同士の対立が激化してもほとんどの場合なぜ戦争が回避されるのか、またどのような場合だと戦争に至ってしまうのかを分析。理想主義的な平和論や地政学的視点からでなく、ゲーム理論や経済学的手法に基づく科学的アプローチから、普遍的な戦争の原因を明らかにし、戦争を予防したり介入したりする方法を解説するたいへん貴重で重要な一冊。リチャード・H・セイラー、ダロン・アセモグル絶賛!ロシアによるウクライナ侵攻や東アジアにおける台湾問題が深刻さを増す今、必読の一冊!

著者紹介

ブラットマン,クリストファー (ブラットマン,クリストファー)   Blattman,Christopher
シカゴ大学ハリス公共政策大学院教授。同校の開発経済センターの副センター長を務めている。経済学者、政治学者であり、その暴力、犯罪、貧困に関する世界的な研究は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、フォーブス、スレート、Vox、NPRなどで広く取り上げられている
神月 謙一 (カミズキ ケンイチ)  
翻訳家。青森県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。国立大学の教員を13年間勤めたのち現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)