自分では損得勘定ができるつもりだが、いつも情に流されて貧乏くじをひいてしまう少年、麻生河七勇太（アソウガナユタ）は、ある日、目の前で行き倒れた異形の男から、一人の少女を託される。彼女こそ、銀河最強を誇る最新の宇宙船、“黄金の船”の異名を持つ「ネクシート号」の舵輪（ヘルム）として作られた合成人間（ビメイダー）――“黄金の下僕”・ミュズだった。二枚目の地図（ネクストシート）を巡って、新たな主人公の冒険が始まる。