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想定外 なぜ物事は思わぬところでうまくいくのか?

出版社名 ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-7993-1280-3
4-7993-1280-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 317P 19cm

商品内容

要旨

この世界の現実が間違っているのではない以上、われわれの抱く合理性に対する考え方が間違っているのかもしれない。どうやって意思決定をするのか、どうやって問題を解決するのか。この課題を考え直してみる必要があるだろう。英国最高のエコノミストが語る意思決定のパラドックス。

目次

回り道―なぜ、目標にまっすぐ向かわない人のほうが目標を達成できるのか?
第1部 回り道の世界―なぜ、私たちの周囲には回り道がたくさんあるのか?(幸福―なぜ、幸福を追求しない人のほうが幸福になるのか?
利益追求のパラドクス―なぜ、利益を追求しない会社のほうが利益をあげるのか? ほか)
第2部 回り道の必要性―なぜ、問題が直接的に解決できないことがよく起きるのか?(「ごちゃまぜ検討」―なぜ、回り道のアプローチが成功するのか?
多元論―なぜ、一つの問題に複数の回答が存在するのか? ほか)
第3部 回り道とつきあう―複雑な世界で問題を解決する方法(歴史の揺らめく光―なぜ、結果から誤った意図を推測してしまうのか?
ストックデールの逆説―なぜ、われわれの選択肢は思ったより少ないのか? ほか)
結論(回り道の実践―回り道的な意思決定のアドバンテージ)

おすすめコメント

ある目的にまっすぐ向かうより、回り道をしたほうがいい結果を生むことが多いのです。利益追求を第一にしない会社こそが大きな利益をあげたり、幸福にこだわらない人こそが幸福になったりします。著者は歴史や日常生活の中のさまざまな例をあげながら「回り道思考」を解説していきます。

著者紹介

ケイ,ジョン (ケイ,ジョン)   Kay,John
世界のビジネススクールの中でも最高峰とされる二校、ロンドン・ビジネス・スクール(ロンドン大学所属)およびオックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールで教授を、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(ロンドン大学所属)で客員教授を務める。また、英国で最も信頼されるシンクタンクである財政問題研究会を設立。「フィナンシャル・タイムズ」のコラムニストとしても活躍している
青木 高夫 (アオキ タカオ)  
本田技研工業(株)勤務。マネジメント、マーケティングなどの研究で発掘した欧米のビジネス書を翻訳・紹介するほか、国内外政府のルールメーカーや、さまざまなビジネスパーソンと広く交流している。専修大学(大学院)客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)