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財務省を解体せよ!

宝島社新書 497

出版社名 宝島社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-8002-8537-9
4-8002-8537-2
税込価格 880円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

常識では考えられない不祥事が財務省で続出している。森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんや口裏合わせ、事務次官による女性記者へのセクハラ発言疑惑―。文書改ざんに関しては、財務省は官邸を忖度せざるをえなくなったとメディアは報じているが、果たしてそうなのか?内閣人事局ができて以降も、天下りを含めて財務省の意向に反した人事は行われていないのが実態だ。元財務官僚である著者が、今回の騒動の背景にある財務省の権限とキャリア官僚たちの行動原理を解説、おごれる「最強官庁」に鉄槌を下す。財務省を解体しなければ、同じことが繰り返される!

目次

第1章 財務省スキャンダルの真相(前代未聞のスキャンダル
「すいません、おっぱい触っていい?」 ほか)
第2章 財務省と安倍政権の「暗闘」舞台裏(「財務省依存」から抜け出した安倍官邸
「経産省内閣」のメリット ほか)
第3章 マスコミを洗脳し「増税」を目論む財務省の大罪(江田憲司氏の「炎上ツイート」
スクープのほとんどは「官僚リーク」 ほか)
第4章 「最強官庁」の権限・仕事・人事(「国士」を気取る財務官僚たち
「変人官僚」が生まれるまで ほか)
第5章 「財務省解体」と霞が関改革(不祥事の背景に財務省の「おごり」
「歳入庁」は野党とマスコミのタブー ほか)

おすすめコメント

学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる決裁文書(「森友文書」)の改ざんに続いて、学園側に対する財務官僚による嘘の口裏合わせ依頼が明らかになった。これを受け、高橋氏は「ここまで財務省が腐敗しているのなら、組織解体も国民の信頼回復のためには必要。さらに行政組織が信頼されるまで、消費増税も凍結すべきだ」と述べている。事務次官のセクハラ騒動もあり、メディアで注目が集まっている財務省。今後もサンドバック状態の批判が予想され、世間一般的にも注目・批判の的になるのではないか。「最強官庁」の実態と解体すべき理由を元財務官僚である高橋氏が開陳する。

著者紹介

高橋 洋一 (タカハシ ヨウイチ)  
1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。80年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。(株)政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)