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うつせみ怪談 実話拾遺

竹書房怪談文庫 HO−593

出版社名 竹書房
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-8019-3415-3
4-8019-3415-3
税込価格 781円
頁数・縦 223P 15cm

商品内容

要旨

実話怪談コンテストで地方の習俗に根差したヴァナキュラーな怪を描き注目された著者が放つ待望のデビュー作。九州のとある地方に存在する魔の辻。突然息ができなくなるのだが、その原因は…「ムシが憑く」、集落で人が亡くなると初七日まで手鏡を隠し持たねばならない風習。鏡を他人に見られると恐ろしいことが…「鏡の中のパクパク」、中国地方のトンネルを出たところに立つお地蔵さま。交通事故の慰霊に建てられたというが、異様に劣化が速く…「増えていく」、田んぼの畦で孤独な転校生と遊んでくれた青年たち。だが、そこは旧日本軍の霊が出ると噂で…「竹とんぼ」他、収録。

目次

あんたやなかった
ムシが憑く
鏡の中のパクパク
タイムカプセル
M先生の笑顔
たかったよ
すぐ右側の何かと
よくあるんですよ
元彼のY君
あかんやつ
エンドレス準備運動
まわる足音、もうひとつ
きっかけ
増えていく
手招き地蔵
馬の首
豊後竹田の八尺女
道が出る
「敏感」な人たち
迷子のおじさん
笑い声には気をつけろ
長く低く、それでいてよく通る声
ザッピングとパンプスとA君
座敷童
うずくまる
聖域からの生還
竹とんぼ

著者紹介

丸太町 小川 (マルタマチ オガワ)  
京都に工房をかまえ、フィールド・レコーディングや音響構成に取り組む傍ら、ヴァナキュラーな怪異を求めて身近の奇談・怪談を収集中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)