• 本

メタボの罠 「病人」にされる健康な人々

角川SSC新書 002

出版社名 KADOKAWA(角川マガジンズ)
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-8275-5002-3
4-8275-5002-6
税込価格 792円
頁数・縦 175P 18cm

商品内容

要旨

「ウエスト周囲径、男性85センチ、女性90センチ以上は要注意」。この病理学的根拠のない数値は、今、国際的な批判にさらされている。しかしなぜ、厚労省はこれを引っ込めないのか。それには理由がある。2008年度から特定健診という、「メタボ狩り」制度が義務化されるからだ。日本人はそんなにやせなくてはならないのか?否、日本人はややメタボな体型の人が最も長生きするというデータがある。「メタボ撲滅運動」は、製薬会社と厚労省が結託した金儲け運動ではないのか?産官学の癒着が生んだ「メタボ撲滅」といういびつな運動の真実を明かす驚愕の書。

目次

第1章 メタボリックシンドロームという嘘
第2章 産官学の癒着が生んだメタボ撲滅運動
第3章 「ちょいメタ」が最も長生き
第4章 捏造されたウェスト周囲径
第5章 高血圧より降圧治療が危険
第6章 コレステロールは大切な脂質
第7章 やせていても糖尿病になる
第8章 自分の体は自分で守ろう

著者紹介

大櫛 陽一 (オオグシ ヨウイチ)  
1971年、大阪大学大学院工学研究科修了。大阪府立成人病センター、大阪府立母子センター、大阪府立病院などを経て、88年より東海大学医学部教授。06年、日本総合健診医学会シンポジウムで、全国約70万人の健診結果から、日本初の男女別・年齢別基準範囲を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)