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はじめてのおつかい

こどものとも傑作集 56

出版社名 福音館書店
出版年月 1977年4月
ISBNコード 978-4-8340-0525-7
4-8340-0525-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 31P 20×27cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 嫁にゆく時も、持参いたします。

    この絵本との出会いは幼稚園のとき。わたくしの母はたくさんのすてきな絵本を与えてくれましたが、なかでも大のお気に入りだった一冊で、園から帰宅し、靴も脱がずに玄関で何度も読み聞かせをせがんだそうです。林さんの絵本は、絵のぬくもりやおはなしの豊かさもさることながら、絵本の中にちりばめられたおちゃめないたずらがたまらないのです。道路脇の“お知らせ板”では、林さんご自身が絵の教室の先生として登場していたり、「ねこを見つけた人は……」の連絡先は、当時の福音館書店の電話番号だったりします。心があたたかくなる、こんなチャーミングな絵本、好きにならずにはいられません。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)

    (2013年3月15日)

  • ・・くださーい!!

    いつもおかぁさんにくっついてお買物してたら、お金をもってひとりでお店に行くことが、こんなにドキドキすることだって、思わなかったなぁ。「牛乳ください。」って、言いたいのにおばさん達たら、ずっと話してるから、言えないの。どうしたらいいんだろうって、でも言わなきゃねって、思う気持ちはいっぱい。ねぇ、こっち見てよ。聞いてよ。ねぇ、おばさん!ありったけの大きな声を出してみるから、きっとおかぁさんは早く帰らないと心配してるからって、思うんだね。~~この絵本。子どもさんに何度も読まされたという思い出を持つ、おかぁさんが沢山♪そして、子どもさんに何回も読んでって言われるのが大変なのって言うおかぁさんでも、この絵本に限っては、「そうぉ?じゃ、もいっかいだけね。」って、自分の子どもの時のことも思い出しながら、読んじゃうって言うんですよね。~~

    (2003年4月6日)

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おすすめコメント

はじめておつかいに出かけるみいちゃんを、お母さんや町の人は優しく見守ります。