ガザ、戦下の人道医療援助
| 出版社名 | ホーム社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2025年4月 |
| ISBNコード |
978-4-8342-5399-3
(4-8342-5399-6) |
| 税込価格 | 2,200円 |
| 頁数・縦 | 255P 19cm |
商品内容
| 要旨 |
国境なき医師団(MSF)の緊急対応コーディネーターが、戦時下のガザで人道医療援助活動に携わった六週間の貴重な記録。至近距離での空爆、戦車による砲撃、繰り返される退避要求…。集団的懲罰のような状況の中、少しでも多くの命を救おうと懸命なMSFのスタッフ、現地の医療関係者。疲弊しながらも希望を失わない住民や子どもたち。活動責任者として、スタッフの安全を確保しつつ、地域住民との交渉などにも奔走する著者が、さまざまな背景も交えながら描く。 |
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| 目次 |
序章 |



出版社・メーカーコメント
国境なき医師団(MSF)の緊急対応コーディネーターが、戦時下のガザで、人道医療援助活動に携わった6週間の貴重な記録。至近距離での空爆、戦車による砲撃、繰り返される退避要求……。集団的懲罰のような状況の中、必死で医療に携わり、少しでも多くの命を救おうとする人々や、疲弊しながらも希望を失わないガザの住民や子どもたちの姿。活動責任者として、スタッフの安全を確保しつつ、地域住民との交渉などにも奔走する著者が、さまざまな背景も交えながら、戦下のガザの現実を描く。高野秀行さん(ノンフィクション作家)推薦!「ニュースやSNSでは見えないガザ紛争の現実に瞠目した」【目次より抜粋】序章「ガザ地区のブロック分け」の発表/イスラエルの主張する人道的努力/パレスチナとイスラエルの歴史的経緯第一章 ガザの地へ国境なき医師団(MSF)と緊急対応コーディネーター/退避と移動の繰り返し第二章 ガザの地で民主的に選ばれたハマス/深夜〇時の退避要求、早朝五時の空爆/人道地域内への激しい軍事攻勢の始まり/懲罰というより拷問/至近距離の軍用ヘリによる攻撃第三章 人道医療援助活動タバコ一箱五〇〇ドル/液状石鹸強奪事件/絶対的に不足している水/武器を用いた家族同士の争い/半減した病院/ムフタールとの会合第四章 イスラエル軍攻勢激化の二週間その場を一刻も早く離れろ/国際人道支援団体宿舎集中地域への退避要求/少女とビスケット、そして希望としての子どもたち/狂気的な殺戮を止められない国際社会第五章 季節と情勢の移ろい戦時下のポリオ予防接種キャンペーン/退避要求が出ても病院に残る/有事の際の臨時仮設病院の準備/熱々のアラブパン第六章 停戦交渉、軍事攻勢、人道医療援助活動団体治安を乱す者たちと守る者たち/人道にかける者たち/給水パイプライン、海水淡水化装置/焼け焦げたシファ病院第七章 六週間の終わり足を切断した子どもたち/原爆投下の後のヒロシマの写真のようだった終章お互いの正義をぶつけることに意味はない/人間の尊厳/ガザ・マリン天然ガス田/俺たちはアラブなんだよーーコンセンサスの難しさ/ハマスが第一政党になった選挙ーー冷徹な国際政治/人道医療援助活動/そのあと〜流転する中東