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シネマの記憶装置

新装第2版

出版社名 フィルムアート社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-8459-1811-9
4-8459-1811-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 307P 19cm
シリーズ名 シネマの記憶装置

商品内容

要旨

「映画に対する言葉の敗北のささやかな記念碑」として編まれた、最も“幸福な”蓮實重彦の映画論集、待望の復刊!!

目次

1章 シネマの記憶装置
2章 フィルム断片、その引用と反復の記憶(個人映画、その逸脱の非構造―ジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』と『メカスの映画日記』
映画作家としてのロブ=グリエ ほか)
3章 映画の現在、その緩慢と弛緩の記憶(ゴダール以後のフランス映画
かくして、政治方言は水増しされながらも映画を… ほか)
4章 作家論、見えざる素顔への記憶(『緋牡丹』以後
加藤泰の『日本侠花伝』 ほか)
5章 ゴダール的記憶の現在(否認する視線の劇 ゴダールによるゴダール あるいはベラスケスの薄明を透して
『東風』まで ゴダールは、いま、どこにいる ほか)

著者紹介

蓮實 重彦 (ハスミ シゲヒコ)  
1936年生まれ。1997年から2001年まで東京大学第26代総長。主な著書に、『反=日本語論』(筑摩書房/読売文学賞受賞)、『凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論』(青土社/芸術選奨文部大臣賞受賞)、『監督小津安二郎』(筑摩書房/仏訳 映画書翻訳最高賞)、『「ボヴァリー夫人」論』(筑摩書房)、『伯爵夫人』(新潮社/三島賞受賞)など多数。1999年、芸術文化コマンドゥール勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)