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無頼化する女たち

新書y 228

出版社名 洋泉社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-86248-438-3
4-86248-438-7
税込価格 836円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

「負け犬」「おひとりさま」「勝間和代本」ブーム…これらはニッポン女子の無頼化現象を示す。勝間和代のようなサバイバル・エリートは最先端をいく究極の無頼化女子でもある。彼女をロールモデルとしたカツマーの出現と婚活流行(保守化)はコインの裏表だ。普通の幸せの値段が軒並み高騰するハッピーインフレ時代、女性は幸福のリスクマネジメントを迫られつつやさぐれ、何らかの形で無頼化せざるを得ない。女子カルチャーの分析を通じてその構造を読み解く。

目次

はじめに ニッポン女子はなぜやさぐれてきたのか
第1章 ニッポン女子のハッピーリスクと「第一次無頼化」の到来
第2章 社会のゆがみとニッポン女子の「第二次無頼化」
第3章 女のパロディとしての「第三次無頼化」
第4章 サバイバル・エリートと婚活現象
第5章 『おひとりさまの老後』革命
第6章 ニッポン女子無頼化現象が示す真実

著者紹介

水無田 気流 (ミナシタ キリウ)  
1970年生まれ、神奈川県出身。詩人、社会学者。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、東京工業大学世界文明センター・フェロー。2006年、国道16号線沿いのサバービアンとして育った原風景を織り込んだ第1詩集『音速平和』で第11回中原中也賞。2008年、第2詩集『Z境』(ぜっきょう)で第49回晩翠賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)