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生きた言語とは何か 思考停止への警鐘

出版社名 弦書房
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-86329-273-4
4-86329-273-2
税込価格 2,090円
頁数・縦 224P 19cm

商品内容

要旨

言語は、私たちの日常の生から、離れてはいけない。詩人ランボーと作家志賀直哉、そしてレヴィ=ストロースの言語感覚を中心に、生きた言語を日常にとりもどすために、私たちに何ができるのか、を呼びかける。言語の野生を考察した一冊!!

目次

第1章 数学の言語とランボー(数の概念
無理数の概念
ゼロの概念
複素数の概念
複素数の運命
イデオロギーの脅威
ランボー)
第2章 生命ある記号(はじめに記号ありき
ベルクソン
イメージと記号
デュルケーム
レヴィ=ストロース
トーテミズム記号学
詩歌を記号学で解く
科学を記号学で解く)
第3章 死をもたらす言語(言語の恐ろしい力
科学文明の言語
現代世界の言語
私たちに何ができるか?
文学は人類を救えるか?)
第4章 志賀直哉と言語(意識とはなにか
言語と意識
志賀直哉の文法論
志賀文学のスタンス
「城の崎にて」
志賀直哉と日本語
国語問題)

著者紹介

大嶋 仁 (オオシマ ヒトシ)  
1948年神奈川県鎌倉市生まれ。1975年東京大学文学部卒、在学中にフランス政府給費留学生としてフランスに二年滞在。1980年同大学院比較文学比較文化博士課程単位取得満期退学。静岡大学、バルセロナ、リマ、ブエノスアイレス、パリで教えた後、1995年福岡大学人文学部教授。2016年退職、名誉教授。佐賀県唐津市で「からつ塾」の運営にも当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)