移民が移民を考える 半田知雄と日系ブラジル社会の歴史叙述
出版社名 | 大阪大学出版会 |
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出版年月 | 2022年12月 |
ISBNコード |
978-4-87259-759-2
(4-87259-759-1) |
税込価格 | 6,050円 |
頁数・縦 | 317P 22cm |
商品内容
要旨 |
日系ブラジル移民は自らの生きた移民社会の歴史をどのように叙述したか。子ども移民としてブラジルに渡り、日系ブラジル社会について生涯にわたり思考した画家・移民知識人、半田知雄(1906〜1996)の芸術的営為、思想を跡づける。半田の少年時代の記憶をめぐる記述をエゴ・ドキュメント論に即して考察、子ども移民の記憶と“移民絵画”の生活史の表象、ナラティヴとしての再解釈の過程を繙く―戦後の「勝負抗争」の深い軋轢、戦前移民の悩み―正史からこぼれ落ちる経験・感情・記憶を移民文学から拾いなおす可能性を丁寧に追う。 |
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目次 |
序章 半田知雄研究から日系ブラジル社会の思想史への展開 |