母ちゃんのフラフープ
出版社名 | ブックマン社 |
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出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-89308-942-7
(4-89308-942-0) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 255P 19cm |
商品内容
要旨 |
どの家族のお別れも、世界に一つだけの物語。親が死ぬのはずっと先のことだと思っていた。だけどその日は容赦なく訪れる。そのとき、どんなお別れができるだろう?僕は、この世から心のこりをなくしたい。―この物語が、あなたの「その日」への覚悟と優しさをもたらすだろう。 |
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目次 |
第1章 母ちゃんと、彦島と、無謀な夢と |
出版社・メーカーコメント
誰もがそうとは言わないが、親とは二回、別れがある。一度目の別れは、子どもが実家を出ていくとき。二度目の別れは、親がこの世から出ていくときだ。2020年8月。コロナ禍の中、がん終末期で入院中の母・久仁子(くにこ)は、72歳の誕生日をどうしても自宅でお祝いしたい願う。痛い、苦しいと言ったら、一時退院の許可が下りないかもしれないと考え、最後の力を振り絞る。久仁子は、一切の延命治療を拒否。尊厳死宣言書を残し、自分の最期を決めていた。まだ生きていてほしい。だけど・・・旅立つ本人の希望を、息子は、夫は、どのように受け入れたのか?親が死ぬのはずっと先のことだと思っていた。だけど、その日は容赦なく訪れる。そのときどんなお別れができるだろう?僕は、この世から心のこりをなくしたい。田村淳が渾身の思いで綴った、母との別れの物語。田村淳 慶応義塾大学大学院2020年度修士論文も一部抜粋して収録!