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会社のたたみ方いちばん最初に読む本 これだけは知っておきたい!

新訂版

出版社名 アニモ出版
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-89795-259-8
4-89795-259-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 198P 21cm
シリーズ名 会社のたたみ方いちばん最初に読む本

商品内容

要旨

会社は、たたんでも事業を存続させる方法があります!「たたむ」というと、即「倒産」をイメージするかもしれませんが、必ずしもそうではありません。借金、設備、社員などを整理することで、箱としての会社は消滅するとしても、社長が育ててきた中身としての「事業」を生かし続けられる可能性はあるのです。事業の再生ができれば、これまで築いてきた取引先との関係や、さまざまなノウハウ、あるいは社員の雇用を守り、再び社会で価値ある存在として存続していくことができます。本書は、その会社の「たたみ方」の方法と、適切なタイミングについて、事例を交えながら平易な言葉でわかりやすく解説。「会社をたたまないといけないかな…」と考えたら、まずはとにかく読んでおきたい、とっておきの1冊です!

目次

序章 実例にみる会社のたたみ方―会津最初の造り酒屋の再生
1章 会社を「たたむ」判断はなぜ大切なのか
2章 会社の「たたみ方」にはいろいろな方法がある
3章 会社を「解散」するときの法律知識と手続き
4章 会社の「清算」のしくみと手続きのしかた
5章 「破産」を選択することのメリット・デメリット
6章 「民事再生」のしくみと手続きのしかた
7章 「M&A」による合併・譲渡等の上手なすすめ方

出版社・メーカーコメント

東京商工リサーチによれば、年間約13万社の新設法人がある一方で、年間の倒産件数は約8,000件。しかし、国税庁の会社標本調査によれば、全体の法人数は約275万社(2021年3月現在)で、ここ数年は毎年2〜3万社ずつ増えています。つまり、これらのデータから、毎年10万社前後の法人が何らかの形で「会社をたたんでいる」と類推できます。会社を設立しても1年以内の廃業が約3割、3年以内の廃業が約5割ともいわれているように、実は毎年、たくさんの会社が廃業に追い込まれており、最近のコロナ禍や後継者不在も影響していると思われます。やむを得ず会社をたたむときには、経済的・精神的負担を最小限度に抑えるためのタイミングが大切。本書は、会社を上手にたたむための、時期・手段の選び方から各方法ごとの法律知識や段取りのつけ方、手続きのしかたまでをやさしく解説。2015年12月初版の内容を最新の取扱いや情報などを織り込んで全面刷新しました。「会社をたたまないといけないかな」と考えたら、まずはとにかく読んでおきたい、とっておきの1冊です。

著者紹介

佐川 明生 (サガワ アキオ)  
福島県出身。一橋大学法学部卒業。平成11年司法試験合格、司法修習を経て、平成12年10月弁護士登録。同時に(現)弁護士法人クレア法律事務所に入所し、平成14年から平成25年まで同事務所のパートナーを務める。平成26年3月、独立して「A.佐川法律事務所」を渋谷区に開設、その代表弁護士を務めている。会社法、労働法、倒産法を中心とした企業法務に特化、企業法務、特にIPOをめざすベンチャー企業の支援、法務デューデリジェンス、第三者委員会等の調査などを専門とし、また日本企業のベトナム進出やベトナム企業とのM&Aなどにも取り組んでいる。東証一部やマザーズの上場企業などの多くの企業の社外役員を務め、またさまざまな業種や規模の企業の法律顧問も務めており、その実務での経験を活かし、金融機関退職者などを対象とした、ベンチャー企業CFO養成セミナーの「事業再生」部門を2年間担当するなど、「創生」と「再生」を自身の職務としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)