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かえりみる日本近代史とその負の遺産 原爆を体験した戦中派からの《遺言》

改訂版

出版社名 寿郎社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-902269-77-2
4-902269-77-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 295P 20cm
シリーズ名 かえりみる日本近代史とその負の遺産

商品内容

要旨

明治以来、アジア・太平洋戦争敗北にいたるまでの“帝国主義”が生み出した“負の遺産”を清算しないかぎり隣国との和解はできるはずがない。歴史の新たな視角を得るための“近代・現代対照年表”付。

目次

1 私の戦争体験―広島での被爆(旧制広島高校に入学するまで
広島での被爆と終戦
私の放射能障害と大学進学)
2 かえりみる日本近代史―明治維新からアジア・太平洋戦争敗北にいたるまで(明治期
大正期
昭和期)
3 日本近代史の負の遺産とその清算・克服(明治維新からアジア・太平洋戦争敗北にいたる時代についての歴史観
日本近代史の負の遺産の清算・克服
ドイツにおける負の遺産の克服
日本の歴史認識の浅薄さと負の遺産の清算・克服の未達成)

出版社・メーカーコメント

なぜ日本は隣国と対立し続けるのか。なぜ日本は米国の軍事力に依存し続けるのか。明治から第二次大戦敗北までの近代史とその負の遺産(隣国の人たちへの非人道的行為)への対処の仕方から読み解く―戦後ドイツの歩みと比較しつつ。A2サイズの《年表》付。

著者紹介

玖村 敦彦 (クムラ アツヒコ)  
1926年(大正15年)山口県生まれ。少・青年期を広島市で過ごす。1945年(昭和20年)8月、旧制広島高等学校2年生のとき原爆を体験する。同高卒業後、東京大学農学部農学科に進学し、卒業後は農学科農学第二講座(作物学研究室)に残り、光合成を中心として作物の生理・生態を研究するほか、耕地の炭素循環を生態系生態学の視点から解析。定年後、東京大学名誉教授。のち国士舘大学教授。80歳頃より戦争・原爆の記憶から日本の近代史に強い関心を持つようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)